この記事では、「看護学生をやめたい」と感じている方に向けて、3つの解決策を紹介します。
看護学生は、勉強が大変でとても忙しい部類の学生です。
しかし、死ぬほど大変な思いをして勉強した先に待っているのが、「やめたい」と嘆く先輩方も多い3Kと呼ばれる職場。
1度は看護師になりたいと思い目指した道ですが、やめたくなる時もありますよね。
そこで今回は、何度も「やめたい」を乗り越えてきた現役看護学生の僕が、ストレスでメンタルを病む前に試したい3つの解決策を紹介します。
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1.看護学生をやめたい人は多い!?
この記事を読んでいる画面の前の皆さんは、現在看護学生をやめたいと感じている方だと思います。
実習、親との関係、先生や友達との関係、勉強や試験など、辛い思いをするやめたいと感じることもありますよね。
実は、「看護学生をやめたい」と感じる方はとても多く存在します。
忙しさや学びの量、卒業後の就職先が限定的であることなどから、やめたいと感じることも多いようです。
そこでまずは、看護学生がやめたいと感じる理由について見ていきましょう。
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2.看護学生をやめたいと思うとき5選
ここでは、看護学生をやめたいと感じる理由について紹介します。
看護学生たちは、主に以下の理由で「やめたい」と感じています。
看護学生がやめたいと感じるとき5選 |
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では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.膨大な量の課題を前にしたとき
看護学生は、高学年になるにつれて3年生をピークに課題の量が増えていきます。
3年生にもなると、徹夜をしなければ終わらない課題が出ることが日常茶飯事です。
睡眠時間を削って頑張った先に待っている未来が、「給料が見合っていない。やめたい。」と嘆く先輩看護師たちと同じ末路だと考えると、やめたいと感じることがあります。
2-2.えげつない広さの試験範囲に直面したとき
看護学生は、看護を学んでいるはずなのに、「これは医学部の範囲じゃないか?」と思うような内容を学ぶことも多々あります。
特に、3年生にもなるとそれぞれの科目の専門性が高まり、試験範囲は広くなり、その内容も濃くなっていきます。
試験前には、「この範囲を対策するのか…」と憂鬱になり、やめたいと感じることがあります。
2-3.実習中に寝れないとき
実習中は、記録の嵐です。
評価しやすいように、自分の思考を見える化するための記録だとわかってはいますが、「記録多すぎる。なんでこんなに頑張らないといけないの。」と思うことも多々あります。
そして記録や調べ物をしている間に時間は過ぎていき、睡眠時間はどんどん削らていきます。
深夜に記録を進めながら、次の日の早起きができるかという不安にもさいなまれ、「やめたい」と感じることも多いです。
2-4.留年したとき
看護学生は、留年することが多々あります。
しかし、留年になってしまったほとんどの看護学生は、サボっていたから留年したという感覚はないのではないでしょうか。
確かに、他の人と比べれば一定の基準に達していなかったのかもしれません。
ただし、本人なりに頑張った結果として1つ単位を落とし留年となるケースも多いです。
そのような場合、「あれだけ頑張ったのに。他は単位取れたのに。」という気持ちになり、「もうやめたい。」と感じることがあります。
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2-5.看護師が向いてないと感じたとき
看護学生は、あらゆる場面で「自分は看護師に向いてないのかもしれない。」と感じます。
それは、実習中かもしれませんし、他の学部の友達の話を聞いたときかもしれません。
就職先が看護師として病院で働くの一般的な看護学生は、それだけの覚悟を持って入学したものの、途中で進路を変更したいと感じることも多いです。
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3.看護学生がやめたいときの3つの解決策
次に、看護学生が「やめたい」と感じたときに考えてほしい解決策を3つ紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つです。
看護学生が「やめたい」と感じたときの3つの解決策 |
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次に、それぞれの項目について解説します。
3-1.他の学部に転部する
まずは1つ目は、他の学部に転部する方法です。
4年生の総合大学に属する看護学科は、転部や転科を設けていることも多いです。
しかし、せっかく受験に合格し入学した大学をやめてしまうのはもったいないですし、やめた後のことも不安になると思います。
まずは、自分の大学に転部・転科の制度がないかを確認し、その要件を満たしているか確認しましょう。
なにも、看護師になることだけが人生ではありません。
看護学科から転部や転科をする方は、実は一定数存在します。
やめたいと思う道に無理やり進むよりも、自分のいきたい道へ進む方法を探すことは賢明な判断です。
3-2.他の大学へ編入する
看護学生をやめたいと感じたら、他の大学への編入をすることも1つの方法です。
大学に規定の年数通うことで、他の大学へ編入できる制度も存在します。
自分の大学に転部や転科の制度がなかったり、その要件を満たしていなかったりした場合などは、他の大学へ編入することも1つの方法です。
3-3.ストレス解消法を探す
最もおすすめなのが、ストレス解消法を探すことです。
看護学科で看護を学び卒業したとしても、他の職業に就くことはできます。
しかし、他の学部へ行ってしまうと看護師免許をとることはできなくなります。
看護師免許は1度取ってしまえば一生安泰の資格です。
転部や編入などを考える前に、「やめたい」と感じているストレスを軽減する方法を考えましょう。
例えば、ブログを始めてみると、IT系のあらゆる知識が身につきます。
実は、看護師とライターの仕事はとても相性の良い仕事です。
看護師で少しでも経験を摘んだら、さっさとIT系の仕事に就くことを想定して、今は看護を学びながら違うスキルを身に着けることも1つの方法です。
看護師をずっとやらなければいけないと考えると「やめたい」という感情が増幅します。
しかし、自分には他の選択肢があるという余裕ができれば意外と「看護師の経験はあっても良い。」と思えるかもしれません。
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4.看護学生をやめたいと思った人のその後…
ここでは、看護学生をやめたいと思っていた人のその後について紹介します。
今回紹介するのは、以下の3人です。
看護学生をやめたいと思った人のその後 |
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次に、それぞれの人を詳しく見ていきましょう。
4-1.他の学部へ転部した人
他の学部へ転部していった僕の友達のHさん。
同じ大学の看板学部へと転部し、現在は大手の広告代理店へと就職しました。
看護の世界とは違うキラキラとした世界(外から見ると)で、今は楽しそうに働いています。
同じ看護を学んでいた人とは思えない人生を送っていました。
4-2.卒業はしたが看護師にならなかった人
在学中はずっと「やめたい」と日々嘆いていたNさん。
看護学科は卒業し、バイト先のコネを使って大手保険会社の一般職に就職しました。
やっと看護から開放されたことにより、現在はストレスのない生活を送っているそうです。
4-3.卒業して看護師になった人
在学中、社会福祉や子どもの支援に興味を持ち、看護学生をやめようか迷っていたOさん。
一時は大学をやめるか転部するかの一歩手前までいきました。
しかし、看護師として小児領域で得られる経験が自分の本当にやりたいことに活きるかもしれないということで、まずは看護師を目指す道を選びました。
数年看護師として勤めた後、社会福祉士の資格を取って子どもの支援をする道に進むそうです。
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5.まとめ
今回は、「看護学生をやめたい」と感じている人に向けて、3つの解決策や「やめたい」と感じていた人のその後などについて紹介しました。
看護学生は、皆さんが体感されているとおり過酷な学科です。
しかし、看護師免許は一生ものです。
芸は身を助けると言いますが、看護師免許はいつかあなたの身を助けるかもしれません。
そのため、まずは今のストレスと向き合う方法を探すことをおすすめします。
だからと言って、看護学生でい続けなければいけないわけでもありません。
もし本気で「やめたい」と感じているなら、精神が崩壊する前にアクションを起こしてみましょう。
最も大切なことは、世間体などではなく、自分が納得する道を歩むことです。