看護師がスキルアップする3つの方法と【診療科別】おすすめ資格一覧

この記事では、看護師がスキルアップする方法と診療科別のおすすめ資格について紹介します。

自分の進みたい道に合ったスキルアップ方法を見つけ、効率良くスキルアップできるようにしましょう!

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1.看護師はスキルアップすべき?

毎日の業務に追われていると、スキルアップを考えるなんて、そんな余裕がないって思ってしまいますよね。

看護師として経験年数を重ねていくと、その部署のスペシャリストにはなれるかもしれません。

しかし、他の人から見ると「看護師経験が長い」という以外には、他の同僚と同じで、特に個性もない看護師として見えてしまうのです。

スキルアップというと少し難しく感じてしまうかもしれません。

自分の看護師としての強み・アピールポイント・これだけは自信をもってでき「何か」を作っていくことが本当のスキルアップなのです。

この記事では簡単・気軽に半日でできるものから、半年から1年かけてじっくり勉強するものまで、看護師のスキルアップについて解説していきます。

2.看護師がスキルアップするメリット・デメリット

この章では、看護師がスキルアップするメリットとデメリットについて紹介します。

  • 看護師がスキルアップするメリット
  • 看護師がスキルアップするデメリット

それぞれ詳しく見ていきましょう。

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2-1.看護師がスキルアップするメリット

一番のメリットは日々の臨床経験だけではない、幅広い知識と経験を得ることができることです。

スキルアップによってアセスメントや臨床実践の幅は広がりますし、任せてもらえる仕事も増えていきます。

看護の「苦手意識」は知識や経験が不足している、アセスメント力がないなどの理由で生じると言われています。

スキルアップで得る知識と経験は、臨床経験と結びつくことにより、自分の苦手意識を軽減・克服することに役立ちます。

具体例としては急変時対応が苦手な人にはACLSの受講を、呼吸器管理が苦手な方には呼吸療法認定士を目指すことで、苦手分野を得意分野・強みに変化させることができます。

2-2.看護師がスキルアップするデメリット

今働いている分野以外で、全く興味がない・活かせない内容ですと、あまり学習が進まない・資格試験に合格できないというデメリットがあるかもしれませんね。

それでもその知識や経験はいつか、いろいろな形で自分の臨床経験に活かすことができます。

一見すると、全く関係のなさそうなパソコンの勉強でも、普段の記録速度のアップに繋がったり、レポート作成や資料の作成に活かすことができます。

看護師は看護以外の勉強・知識も、患者さんの会話や社会的なアセスメントに活かすことができるので、全く無駄になることはありません。

そのため、スキルアップすることがデメリットになるということはないと言えます。

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3.看護師がスキルアップする方法3選

この章では、看護師がスキルアップする方法を紹介します。

今回紹介するのは、上記の3つです。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

3-1.検定・資格取得

国や各種学会・研究会が主催し、一定の臨床経験や学会所属の人が講習を受け検定・資格試験を受けるものがほとんどです。

勉強会へ1日参加するだけで資格取得が可能なものもありますし、講習・資格試験・実地研修と資格取得までに多くのステップが必要な資格もあります。

ほとんどの場合は検定・資格取得がゴールではなく、継続的な学習と5年に1度の更新が求められていますので、専門性と持続性が必要なスキルアップ方法になります。

3-2.講座受講

企業・学会主体が多く半日~1日の講義を受け、テーマの基礎的な知識から応用・アセスメントまで幅広く学習できるのがメリットです。

テーマによっては講義時間の半分がグループワークの時間となっていることも多く、聞くだけではなく自分で考える講座が多くなっています。

心電図や循環器疾患・呼吸器など苦手意識を持ちやすい領域の講座や、新入職者を対象とした「1日でわかる○○科入門」などの講座が人気となっています。

3-3.セミナー参加

新しい薬や治療方法・ガイドラインなど、a・bよりも細分化された項目を1時間~2時間程度の短時間で学習します。

講義を聞くことが主体になっていることが多いのと、テーマに対し複数の講師が解説してくれるため、短い時間でテーマに沿った学習が可能です。

日本看護協会や各種学会・研究会などがオンラインで配信を行っていることが多く、リアルタイムでなくオンデマンド配信も増えているので、忙しい中でも継続学習が可能となっています。

4.【診療科別】看護師のスキルアップ資格一覧

この章では、看護師のスキルアップに役立つ資格一覧を紹介します。

以下は、領域別におすすめの資格をまとめた表です。

領域

おすすめ資格

全診療科

ACLS、BLS

新生児・小児科PALS
救急・集中治療系JPTEC
救急・集中治療系、呼吸器呼吸療法認定士
内科系

栄養サポートチーム専門療法士(NST療法士)、
日本口腔ケア学会認定資格

精神科臨床心理士、認知症ケア専門士
在宅ケアマネージャー(介護支援専門員)
産科・癌看護アロマケア、リンパケアセラピスト

看護師は新生児からお年寄りまで幅広い年齢の看護にあたっています。

「どんな資格を取ったら役立つの?」

「今後どんな資格を取ったらいいの?」

具体的なスキルアップの資格がわからない人でも役立つ、診療科別のおすすめの資格を紹介していきます。

早速、それぞれ詳しく見ていきましょう。

4-1.どの診療科でも取得しておきたい資格

どんな資格を取得したいか悩んでいるときに、はじめにおすすめするものは【BLS】【ACLS】です。

次に、それぞれどのような資格なのか紹介していきます。

BLS

出典:日本ACLS協会ガイド

BLSは一次救命で特別な薬剤を使用せず、心臓マッサージ・人工呼吸・AEDで初期救命対応にあたるもので、講習は半日です。

ACLS

出典:日本ACLS協会ガイド

BLSの一次救命処置に薬剤・気管挿管のスキルを加えたものがACLSです、勉強内容も多いので2日間の講習です。

院内急変対応では発見時にはBLS、医療従事者が集まったらACLSと対応が展開していきますので、どちらの資格も取得しておきたいですね。

4-2.新生児・小児看護の看護師におすすめの資格

小児科の看護師におすすめな資格には、【PALS】というものがあります。

PALS

出典:日本ACLS協会ガイド

【PALS】は新生児の急変対応スキルです。

BLS・ACLSでは乳児期以降の急変対応を学びますが、それよりも小さな子どもたちには、心臓マッサージ・気管内挿管・静脈ラインなどの対応も異なっています。

新生児看護にあたる看護師・助産師には出産の際に役立ちます。

小児科に限らず、小児にかかわる救急や集中治療領域の看護師にも、ぜひ取得を目指していただきたい資格です。

4-3.救命救急センター・ICUなどの集中治療領域で役立つ資格

救命救急センターやICUで働く看護師には、【JPTEC】がおすすめです。

JPTEC

【JPETC】は病院外から病院内までを網羅した重症外傷対応専門の資格です。

特に重症患者の観察・アセスメントについて重点的に学習することができます。

出典:一般社団法人JPTEC協議会

1日の講習で高エネルギー外傷看護で必須のネックカラーの安全な着脱、全身固定・体位変換なども、理論から学ぶことができますので、根拠を持った看護展開に有効な資格です。

4-4.人工呼吸器管理に携わる人におすすめの資格

人工呼吸器管理に携わる人におすすめなのが、【呼吸療法認定士】です。

呼吸療法認定士

出典:公益財団法人医療機器センター

成人看護だけでなく小児・新生児看護に携わる方におすすめするのが、呼吸療法認定士です。

人工呼吸器の管理だけでなく、呼吸に関連する解剖から血液ガス・呼吸機能検査など、呼吸に関することが網羅できます。

講義を1日受講し別日に試験があります。

講義を受けただけでは合格しにくく、自己学習が必須で合格率は8割前後といわれています。

4-5.内科系病棟で役立つ資格

内科系病棟の看護師におすすめなのが【栄養サポートチーム専門療法士】と【日本口腔ケア学会認定資格】です。

栄養サポートチーム専門療法士

出典:日本臨床栄養代謝学会

最近人気の資格は栄養サポートチーム専門療法士(NST療法士)です。

栄養状態の悪化は病気の治癒遅延を招きますので、どの年代・疾病の患者さんでも入院早期から介入が必要となります。

内科系の入院患者だけでなく、がんや高齢者など栄養状態不良が生命予後を左右する症例は多いため、介入に力を入れている施設が増えており、人気の資格です。

日本口腔ケア学会認定資格

出典:一般社団法人日本口腔ケア学会

日本口腔ケア学会認定資格は、適切な口腔ケアが、患者さんの生命予後に影響を与えるということが判ってきており、人気が出てきている資格です。

口腔ケアは歯磨きをすればいいだけではなく、状態に合わせた適切な物品の使用・ケア頻度など、アセスメントと実技が重要になります。

清潔ケアに興味がある方は勉強してみてはいかがでしょうか?

4-6.精神疾患・認知症の方と接する人におすすめの資格

精神疾患や認知症を有する方と関わる看護師におすすめなのが、【臨床心理士】と【認知症ケア専門士】の資格です。

臨床心理士

出典:公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会

臨床心理士は患者さんの心理・行動を理論的に紐解き、面接手法を駆使しながら、患者さんの状態をアセスメントし治療に繋げていく、こころの専門家です。

近年は鬱や精神疾患だけでなく、発達障害・非行・産業カウンセラーなど活躍の場が広がっている人気の資格です。

認知症ケア専門士

出典:日本認知症ケア学会認定 認知症ケア専門士 公式サイト

認知症の患者も高齢化とともに増加しており、認知症ケア専門士は認知症看護のスペシャリストとして、需要が高まっている資格です。

患者さんの状態を適切にとらえ、周囲の関わり方や声かけを変える、上手に認知症の人と関わっていくアドバイスを与える専門家となります。

この資格は認知症の知識だけでなく、地域・社会資源まで幅広い視点が求められ、近年の合格率は50%前後と取得が難しい資格となっています。

4-7.在宅療養をする患者さんを支える資格

在宅で過ごす患者さんの生活を支えるために必要な資格といえば、ケアマネージャー(介護支援専門員)です。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター

以前よりも人気が高く、地域資源を活用しながら患者さんの個別性に合わせた、ケアプランを作成し生活をサポートしていきます。

臨床経験と資格試験・研修が必要な資格であり、試験出題範囲も広く知識と経験が必要です。

資格試験の合格率は2018年で10.1%と看護師のスキルアップでは最難関と呼ばれる資格です。

4-8.こんな資格も役に立ちます

アロマケア、リンパケアセラピストは、患者さんの循環を促進しリラクゼーションを高めるため産科・癌治療看護で人気の資格です。

趣味としても活かすことができる資格ですので、アロマやマッサージに興味がある方は、スキルアップの一つとして資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?

5.まとめ

今回は、看護師がスキルアップをする方法について紹介しました。

看護師のスキルアップには、様々な方法があります。

自身がどのようなキャリアを築いていきたいのかを考え、必要なスキルを磨いていきましょう。

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医療職を目指すか、一般職を目指すか、悩みどころですよね。看護学生は大変だという噂を沢山耳にすると、余計に迷ってしまうと思います。確かに、本気で看護や医療に興味がある人でなければ途中で挫折してしまうかもしれません。

でも実際のところ、看護師に憧れて看護学科に来る人て少なかったりします。それに、看護学科に来ても、一般職の道へ進む人もいます。

もし、現在看護の道へ進むかについて決めかねているなら、1度看護学科がどのようなところかなのか、のぞいてみませんか?

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