ここでは、看護学生のストレス発散方法について紹介します。
授業やテストへの不安や、人間関係、実習先でのストレスなどありますよね。
現場に出る前に、自分のストレス発散方法を見つけておくと良いですよ。
1.看護学生はストレスを抱えやすい!
全ての学生に当てはまることですが、進学による環境の変化や親元を離れて初めての一人暮らしは精神的なストレスが高いですよね。
勉強や家事に加えアルバイトも必要だったりします。また、高校までとは違って教員との距離が近くないことも、不安になる一因です。
自由な時間が増える分、自分でやることを決めていかなければいけないことも、慣れないうちはストレスかもしれません。
看護学生がストレスを抱えやすいと言われる原因は以下のようなものが考えられます。
看護学生がストレスを抱えやすい原因 |
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のびのびとキャンパスライフを送っている他学部の学生を見ると羨ましく思いますね。
気持ちは痛いほどよく分かります。
2.看護学生のストレスの原因
この章では、看護学生のストレスの原因を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.カリキュラムが過密
大学の場合、1年次には一般教養の授業があり、看護の授業としては概論や基礎看護技術程度ですが、2年生になると一気に専門性の高い授業が入ってきます。
専門科目で単位が埋まっているので、選択科目もほとんどなく、時間割も朝から晩までしっかり授業が入っていますよね。
もちろん、テスト科目も多いので、テスト前は鬼のように勉強しなければなりません。
つらい・・・。
専門学校の場合、3年間しかないので1年生から卒業ギリギリまで授業がみっちり入っていてとても忙しいと聞きます。
その合間で臨地実習が入るので、まさに詰め込み教育です。
2-2.「看護師にむいていないかも」と思いはじめると苦しい
基本的には看護師や保健師になるための授業や実習なので、辞めたいと思った時に後戻りできない苦しさがあります。
学費が他学部より高いこともあり、親に迷惑かけているなと感じることもあるでしょう。
考えてみると、高校生のときから医療系への憧れ、看護師になりたいと思ってきたわけですが、成長過程にあるので考え方が変わることも少なくないですよね。
そういうときには、忙しさも相まってとても辛くなったのを覚えています。
2-3.実習先の看護師が怖い
これは実習あるあるですね。
私も学生時代、どの病棟の看護師が怖いかなどの情報を集め、友人たちと共有していました。
実際その病棟に行く前は本当に気が重かったです。
学生が挨拶しても無視する病棟もありました。
わざわざ、報告時にムッとした態度をとる人もいます。
これが嫌で実習が苦手な学生は多いんですよね。
もちろん、優しくて丁寧な看護師もいますよ!
3.看護学生が自分のストレスをチェックする方法
自分のストレスを把握するのはとても難しいことです。
私がオススメするストレスチェックの方法は以下の通りです。
ストレスをチェックする方法 |
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日記でなくても、体調管理に関するアプリでも良いと思います。ポイントは、日々の変化を捉えることと身体症状の有無をチェックすること。
具体的には疲れやすさ、睡眠状況、頭痛や目の疲れ、体重の増減、イライラしやすさなどです。
どんな人でもストレスがたまると、何らかの身体症状として現れますよね。
それは、身体からの大切なサインなのです。ストレスによって生じる影響は人によって様々ですが、「気付いたら食べすぎていた!」など、行動の変化には自分では気付きにくいもの。
普段から身体からのサインを見逃さず自分の身体と上手に付き合っていくことが、ストレス社会で生きるコツです。できることからはじめていきましょう!
4.看護学生におすすめのストレス対処法
2章では、看護学生のストレスの原因として、以下のようなものがあげられました。
看護学生がストレスを抱えやすい原因 |
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そこでこの章では、上記の原因に対応したストレスの対処法を紹介します。
ストレスの原因 | 対処法 |
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過密なカリキュラムや専門性の高い授業内容の単位取得と臨地実習 | |
実習先の看護師が怖いけど避けて通ることができない | |
向いていないと思っても医療系に進まなければいけない息苦しさ |
早速、それぞれの対処法を見ていきましょう。
4-1.友人と助け合う
看護学生、忙しすぎるんですよね。
私は4年制大学だったのでまだ余裕がありましたが、専門学校を卒業した同期や後輩に聞くと3年間ずっと忙しかったと言っていました。
大切なのは友人と助け合うことです。
先輩からの過去問はみんなで共有し、効率よくテスト対策することをお勧めします。
また一緒に勉強すると余計な話も増えますが、分かり合える仲間同士だからこそストレス発散になりますよ!
4-2.SNSで現役看護師の発信を覗く
これは私も学生時代思っていました。
他の学部の友人を羨ましく思うこともありました。
でも、実習で病棟に行くことと、病棟で働くことって全然違うんです。
実際に自分が看護師として働く方が楽しかったですし、多くの貴重な経験もできました。
今、向いていないかもと辛い思いをしているあなた。
SNSで現役看護師が発信しているアカウントなどを覗いてみてください。
素敵なエピソードに心が温かくなりますよ。
また、必ずしも「看護学校を出ているから看護師になる」必要はないんです。
あくまで学校では看護学を学び、看護師国家試験の受験資格が得られるだけです。
卒業後は就職せず大学院に進学する人もいます。
本当に興味があることに出会えたら、就職では医療や看護から離れるということもありですよ!
4-3.質問の仕方を工夫する
看護師として働いてみて思うのは、学生に厳しい態度を取ったり優しくできない看護師は、業務に余裕がない人が多いということです。
程度の差こそあれ、業務量が多い上に、緊急入院や検査など突然の予定変更もあり忙しい。
調べれば分かることを質問するとムッとされてしまう確率が高くなります。
看護師へ質問する時は、例えば指導看護師の声かけの根拠などを質問してみてください。
その方が聞かれた看護師も嬉しいですし、勉強にもなりますよ。
どうしても調べてみても分からなかったことは、調べ方を質問してみましょう!
5.まとめ
看護学生は特に多くのストレスを抱えています。
もし、今悩んでる人がいたらどうか抱え込まないで。
看護師になりたくないと思っている人も、実際に看護師として働いてみると素晴らしい経験ができます。
また、看護師免許があるから、看護師経験があるからこそできる仕事もあります。
今やっていることは決して無駄にならないので、安心してくださいね。